うちの彼氏は脳腫瘍77

脳腫瘍奮闘記
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脳腫瘍奮闘記の目次はこちらから(^^)
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↑の続きです♪

山田さん
「今はてんかんのお薬を飲んでいるということですが、てんかんはコントロールできていますか?」

アラヤちゃん
アラヤちゃん

いえ、できてないです。
月に2回くらいは起きています。

山田さん
「何か発作が起きる前兆みたいなものはありますか?」

アラヤちゃん
アラヤちゃん

あります!

考えられなくなるとダメなんです。

失語症の症状が前面に出てしまい、言いたいことが山田さんには伝わらないアラヤちゃん。
そこで私が通訳に入った。

圭

えっと、『思考がまとまらなくなり、考えることができなくなるのが、発作の前兆』ということらしいんです。

以前からそう聞いていたので、そういうことが言いたかったんだろうと思い、そう伝える私。
それに対して頷いて追認するアラヤちゃん。

山田さん
「そういった時どういう風にするかって、先生から何か指示されていますか?」

アラヤちゃん
アラヤちゃん

いえ、特にはされていないです。

そして山田さんは、病状について、そしてそれに関連して就労上の難点になりそうなことなどを丁寧に聞き取ってくれた。
また、話の流れで障害者手帳の申請の時に出して貰った診断書のコピーを提示すると、それをマジマジと読み込み、何かを考え込み始めた。


↑山田さんに見せた診断書

山田さん曰く、診断書2枚目の項目に「自発的にできるが援助が必要。」が多いことが気になるそうだ。
そして、こう言った。

山田さん
「精神障害手帳が3級ということですが、障害手帳の等級と障害年金の等級は必ずしも一致しません。」

圭

はい。

それは調べていたので知っていた私。

山田さん
「そして、ドクターは患者さんのことを診察室の中でしか知りません。なので、いま鹿角さんがどういう状況で、どんなことに困っているのか、というのを文章にまとめてドクターに見せると、もしかしたらより困難な状況にマルを付けてくれるかもしれません。
なので、ある程度お金は掛かってしまいますし、申請が通る可能性は高くないとは思いますが、障害年金の申請にチャレンジしてみるのも、一つの手だと思うんです。」

そして、「少しお待ち下さい。」と言うと、席を立ってどこかへ行ってしまった。
しばらくして戻ってきた山田さんの手には、何かの紙があった。
それを広げて見せてくれると、それは障害年金の申請用紙だった。

山田さん
「障害年金の申請理由は様々あります。目が見えなかったり、耳が聞こえなかったり、手足が不自由だったり、です。
そして今回の鹿角さんの申請理由はてんかんだけだと弱く、失語だけでも弱いと思うので、腫瘍が残存している場合に利用する『その他』で申請し、その申請書に今ある状況を全てまとめて出してみると良いと思うんです。
それで、ここを見て下さい。」

と言うと、山田さんは申請書のある部分を指し示した。


それが、↑の部分だった。
(スマホの人は見辛くてごめんなさい。)

山田さん
「私たちソーシャルワーカーの勉強会で、ちょうどこの間社会保険労務士の先生から教わったんですが、この項目で『ウ』あるいは『エ』にマルを付けて貰えると、障害年金2級になる可能性が出てくるらしいんです。
今の鹿角さんの状況を伺うと、『エ』は難しくても場合によっては『ウ』には該当するかもしれません。」

そして、一定の金額は掛かってしまうが、社会保険労務士に依頼すると、障害年金申請のプロなので、この状況であればこう医師にお願いするとより重い判定にマルをしてもらえるかもしれない、といったアドバイスを貰えるかもしれない、と言われた。

山田さん
「私たちがお話しした社会保険労務士の先生が言うには、障害年金の申請書の内容を『いや先生、ここはこういう風に書いて下さい。』と赤ペンを入れると、比較的それに応じてくれる医師は多いらしいんですね。
やっぱり医師も診察室での状況しか知らないので、普段の日常はこうだ、と主張してもらえると実際の状況にのっとった内容で記載してくれるみたいなんです。
なので、その気があれば着手金や成功報酬はかかりますが、社会保険労務士の方に相談してもいいとは思います。」

もしも社会保険労務士に相談するのであれば、社会保険労務士も障害年金に強い・弱い社会保険労務士もいるし、障害年金の中でもこの病気の症例数は多いとかがあるので、アラヤちゃんの状況での障害年金の申請に強い人を探した方が良いとアドバイスをしてくれた。

↓に続きます♪

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