私の好きなマンガ家 小池田マヤ

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みなさんこんにちは。最近体重の変動が激しい 圭@±5kgの変動ってヤバない? です。

さて。
そんな私がヤングな時代に出会ったマンガ家さんが、小池田マヤさんです。
初めて知ったのは、中学生の頃に4コマ漫画雑誌に連載しているのを見た時。
4コマ漫画と言えば、1本で話が完結してストーリー物ではないってのが主流でしたが、この方はストーリー4コマを描いていて、毎回新刊が発売されるのが楽しみでした。
絵柄はほんわか可愛い系でスタートし、そのうち荒々しいタッチのものも出てくるのですが、10代以降の私の人生に大きな影響を与えてくれた大好きな作品たちばかりでした。
今回はそんな小池田マヤさんと、その作品についてご紹介したいと思います。

小池田マヤ

1969年生まれ。
山口県生まれ。京都市立芸術大学版画科卒業。女性。
本名が「山田佳子(やまだけいこ)」なので、ペンネームは逆読みの「コイケダマヤ」となっている。
芳文社のストーリー4コマで人気を博し、紆余曲折を経てその後様々な出版社から作品を出している。
デビューは芳文社だが芳文社の不義理もあったようで、版権などを全て芳文社から引き揚げている。
本人曰く、「色々あったが今更なんだかんだ言うのも何なので、特に言うことはない。」とのこと。

僕の可愛い上司さま


シーズン1
上司の妙子さんと部下の歩くんの恋愛話。
いわゆるオフィスラブですが、この頃から作者の仕事に対する姿勢が要所要所に出ており、「女だからと女であることに甘えることは許されない。仕事は仕事。誰でも責任を持って仕事にはあたるべし。」という価値観が見られていました。
当時1990年代の作品で、この頃は「女性は結婚したら退職する。」「仕事を続けるにしても社内結婚だったら女が異動する。」というのが当たり前の時代でした。
そんな感覚の中、女だてら仕事にやりがいを持つ女性が、年下部下と恋愛関係になってしまい、年上女上司×年下男部下という当時としては異色の組み合わせがとても面白く、それでいて社会的課題を投げかける作品でした。
シーズン2
妙子さんは結婚に伴い元々いた部署から人事部に異動し、歩くんはもともといた部署で出世して係長になりました。
そんな歩くんは女性としてチーフという役職に就く部下を3人抱えることになり、そのチーフたちも男性新入社員を部下として迎えることになります。
女性チーフたちと男性新入社員たちの入り混じる個性と感情が、一部恋愛感情も交わりながら関係が変化・発展していく様は、上手に話を進ませ魅せるなぁと、夢中になっていたものでした。
また、この時の女性チーフたちの仕事に対するスタンスは、私の社会人としてのスタンスを形作るうえでとても重要でした。
「社会人とはこうあるもの」という価値観を形成し、大局的に物事を見た時に個人としては損をしても会社として利益が出るのであれば、我慢する時も必要(但しいつもではない)という感覚を身に付けられた作品でした。
※社会人になり、アルバイトの不信感が会社に向けられるのであれば、私が独断で暴走したことにした方が損失は少ないと考え、自ら泥を被ったことがありましたが、そういった大局的な視点で物事を考えられるようになったのは、この作品のおかげでした。

すーぱータムタム


主人公の田村恭子(あだ名:タムタム)はぽっちゃり女子。
新卒でデパートに就職しますが、同期の中にはルックスの良い男性新入社員シガくんがいます。
ある日、シガくんは同期としてタムタムを落とせるかという賭けをします。
田舎臭いぽっちゃり女子くらい簡単さ、とタムタムにアプローチを掛けるシガだが、思ったほど上手くは行かなくて……というところから話が始まります。

作者が実際デパート勤務を経験しており、その時の体験をふんだんにちりばめた作品です。
デパートは上層部が男性で固められているものの、現場では女性の力が強くなってきていた時代を反映し、女性が役職に就くことがあったようです。
女性の社会進出とちょっと複雑な恋愛関係。
そしてこの頃から作者がエロスをちょいちょい作品に出し始めて来ていて、思春期真っただ中だった私は夢中になって読み漁っていたのを覚えていますw
今読み返しても、様々な感情が交差する優れた作品だなぁ、としみじみ思います。

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