うちの彼氏は脳腫瘍・リアルタイム編4

脳腫瘍奮闘記
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さて、最近のアラヤちゃんはと言うと。

トイレに立つのも大変な状態で、ほぼ寝たきりになっている。
頻繁に立ち上がるのがかなり厳しいので、おしっこをするためにトイレに立たなくて良いように、導尿カテーテルを入れてベッドの脇に置いた尿パックに溜まるようになった。
尿カテーテルを入れた直後は痛みがあって「こんなのは嫌だ。」と言っていたようだが、しばらくしたら慣れたようだった。

症状の進みはわりと深刻で、今は言葉を発することが大分困難になってしまっていた。
ちょっと前まではある程度の会話が出来ていたのに、今は「うん。」と「ううん。」くらいしか言えなくなってしまっていた。

食事も自分では食べられず、アラ母に食べ物を口元に運んでもらわないと食べられない状態になっている。

今まで通っていた県立病院に通院するのも大変になってしまったので、今は訪問診療と訪問看護を利用している。
てんかんを予防する薬などは訪問診療の医師が処方してくれるし、訪問看護の看護師が身体を拭きに来てくれたり、週に1度入浴させてくれているらしい。

そして。
訪問看護の看護師から言われたらしいが、今のアラヤちゃんの状態は何が起きてもおかしくはないらしいのだ。
朝起こしに行ったら亡くなっていた、ということもあり得るらしい。
そんな時、動揺して救急車を呼ぶと自宅死ということで警察が入ったりなんだりで大事になってしまうので、まずは訪問看護の看護師に連絡して呼んで欲しいそうだ。

また、今は食欲があるが、段々食欲が落ちてしまい自力で食べることが出来なくなった場合、点滴で延命すると1か月くらい命は持つが、点滴をしないと1週間くらいしか命は持たない、という話もされたらしい。

アラヤちゃんがそこまで厳しい状況になっているとは思っていなかったので、来年の春で付き合ってちょうど20年になるなあ、などととぼけたことを考えていた自分の頭の中を、ぴしゃりと叩き直された気分になった。
もしかすると、アラヤちゃんは年を越せないかもしれない。
そう思うと自分のメンタルがとても不安定になるのを実感する。

自分たちが70歳、80歳になっても笑い合いながら、時に諍いを起こしながら、元気に生活していけると思っていたのに、まさか50歳程度でこんなことになるなんて、とは思わずにいられない。

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