うちの彼氏は脳腫瘍3

脳腫瘍奮闘記
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脳腫瘍奮闘記の目次はこちらから(^^)
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↑の続きです。

「CTに映った俺の脳、半分真っ白だった……」

脳の半分が真っ白だったと言われたら、こっちは頭の中が全部真っ白になる。
一瞬思考が停止する。
どうゆうこと???

アラヤちゃんの症状から、脳に何かあるんだろうとは思っていた。
私は無駄に生物学系の大学院を卒業しているので、アラヤちゃんの症状から脳の中で何が起きているのかは想像していた。
動脈瘤でも出来て、それが周りの脳細胞を圧迫して障害が出てるのかなとか。
脳出血とか脳溢血だったらもっと急速に悪化するから、それはきっとないなとか。
脳腫瘍でもどうせ良性の腫瘍ができて、それが脳細胞を圧迫して(以下略)とか。

で、出てきた結果が
脳の半分真っ白
である。

CTの結果を見て、担当医は泡を食ったらしい。
本来は予約が必要なMRI検査を、当日に強引にねじ込んで検査することが決定。
朝から病院に行って、この段階で時刻は13時前。
今回のMRI検査では造影剤を使用するので、昼ご飯は食べないように指示された。
強引にねじ込んだMRI検査なので、そこからさらに1時間ちょっと待って、アラヤちゃんはMRI検査に入った。


↑作画:アラヤちゃん

MRI検査は大体30分~1時間掛かるので、その間に私とアラヤ母は病院近くの食堂でご飯を食べた。

アラヤ母「アラヤは一体どうなるのかしら。死んじゃうのかしら。」
私「症状が急激に現れたならともかく、ゆっくり進行してたと考えられるので、きっと大丈夫ですよ。腫瘍だとしても、脳腫瘍の半分は良性だって言うし、大丈夫だと信じて検査結果を待ちましょう。」

この日、私とアラヤ母はお蕎麦を食べたのだけど、正直動揺していて味が分からなかった。
アラヤ母と二人、「なんだか味がわからないね。」と苦笑いしあったのを覚えているw

食事の後、アラヤ母はMRI検査が終わったアラヤちゃんがお腹を空かせているだろうから、とコンビニでサンドイッチを買って、MRI検査が終わるのを待っていた。
私はスマホで脳腫瘍について色々検索する。

良性なら手術で摘出して終わりか、経過観察に留めて処置はしない。
悪性の場合、全体の平均余命は6年くらい。
ただ、一番タチの悪い脳腫瘍だと、1年半程度で死亡してしまう。

きっと良性だろう。
良性であって欲しい。

そういう思いが頭をグルグル駆け巡る私。
そうこうしているうちにMRI検査が終わり、しばらくしたらアラヤちゃんとお母さんは診察室に呼ばれた。

脳腫瘍。

そうはっきりと診断されたそうだ。

↓に続きます。

<おまけ>
アラヤちゃんの職業は彫刻家。
今は作品が作れなくなってしまったのですが、過去の作品をペタペタ発表していきます(^^)

アラヤちゃんの実家に飾られているワンコ。
いかちぃけど、良く見ると可愛い(^^)

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