うちの彼氏は脳腫瘍11

脳腫瘍奮闘記
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↑の続きです。

三谷医師ははっきりきっぱりこう言ったそうだ。

「まず、手術は絶対必要です。」

理由として、腫瘍と思われる組織を摘出し、それを病理検査でどのタイプの脳腫瘍なのかが分からないと、治療法が確立できないから。
腫瘍のタイプにより、効く薬や効かない薬があるので、治療の効率性が格段に変わってくるのだそうだ。
それと、腫瘍の量そのものを減らすことが重要で、腫瘍が多く残ればその分だけ悪さをする確率が上がり、正常な脳細胞を圧迫してしまうからでもある。

で、腫瘍そのものの量はなるべく多く摘出したいのだけど、問題となるのは腫瘍の場所なんだそうだ。

左の前頭葉。

アラヤちゃんのように右利きの人は、左の前頭葉は言葉の領域が多岐に渡っているので、ここをごっそり摘出してしまうとアラヤちゃんは

二度と喋れなくなる

のだと言う。

さらに、手足を動かすキモとなる部位にも腫瘍が広がってきているので、そこの部分の腫瘍もきっちり摘出してしまうと、

右手足が動かせなくなる

とも言われたそうだ。

言いたいことが言えない。言葉を失う、というのは現状でも悔しそうに切なそうにしているアラヤちゃんにとって、どれだけ苦しいことだろう。
現状でも食事の時にお箸を持つ手に力が入らず、ちょこちょこお箸を落としてしまい、イライラしているアラヤちゃんが、右手足の自由を失ったら、どれだけ絶望感に苛まれるだろう。

……可哀そうで、悲しくなる。
きっと、病気のせいだと分かっていても、ついどうしてもイライラしてしまうだろう。
そんな苛立つ自分を腹立たしく思い、さらに自己嫌悪に陥ってしまうのではないか。
厭世的になって、もういっそ死んでしまおうか、と思うのではないか……。

 

 

ついでに言えば、
その苛立ちぶつけられんの俺なんですけど!?(# ゚Д゚)

 

 

同情はする。でも、その話を聞いた時に思ったのは、
「うわー。苛立ちぶつけられるのは、ごめんこうむりたいわー」
という気持ちが30%くらいあった。(残り70%は可哀そうという気持ちw)


そして、脳というのはスポンジ状の組織であるため、その特性上グリオーマという悪性脳腫瘍の細胞はスポンジの隙間を縫うように広がっていくらしい。
なので、腫瘍がある部分をたくさん取れば取るほど、正常な脳細胞も取ってしまうので、言葉や手足の運動だけではなく、色々な症状が出てしまうだろう、とのこと。
ただでさえアラヤちゃんの腫瘍は、脳梁という左右の脳の橋渡しをする組織を超え、反対側の脳にも入り込んでいるそうなので、摘出の影響はなおさら大きくなってしまうと言っていたそうだ。

摘出による影響を少なくしながらもなるべく腫瘍は多く取るために、三谷医師が提案してきた治療法。
それが、
覚醒下手術
というものだ。

覚醒下手術というのは、手術の途中で本人に目を醒ましてもらい、脳細胞のポイントポイントに電流を流し、摘出してしまった場合に言語や運動機能などを失ってしまわないか、それを確認しながら腫瘍を摘出する手術方法らしい。
脳細胞に特殊な電極を当てて、電流を流すとその脳細胞部分は一時的に機能を失うんだそうだ。
電流を流した状態で、手足を動かしてもらったり、本人に絵を見てその絵について話してもらうことで、その部分の脳細胞が重要かどうかを判断し、影響がなければ摘出してしまい、影響があればその部分の脳細胞は温存する。

そういう手術を提案された。

って、手術中に頭ぱっかーん
脳ミソ丸出しの状態で目を醒まして大丈夫なの!?
と思ったけど、全身麻酔を切るだけで局所麻酔はかけてあるし、脳には痛覚がないので痛みを感じることはないそうだ。

怒涛の情報量で、頭がいっぱいいっぱいになるアラ母。
そんな母親を横目にみて
「この人、たぶん言われてること理解できてないだろうなぁ。」
と思う娘・アラ菜w

医師の説明を理解するのに必死だった3人に向かって、三谷医師は厳しいことを言うのだった。

「ただ、現状で鹿角さん(アラヤちゃん)がこの手術ができるかどうかはまだわかりません。」

って、え!?Σ(゚Д゚|||)
どういうこと!?!?

……次回、理想の手術を受けられないかもしれない理由を聞かされます。

↓に続きます。

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