うちの彼氏は脳腫瘍・リアルタイム編3

脳腫瘍奮闘記
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さてさてその後のアラヤちゃんはと言うと。

2回目の放射線治療は無事に全クール終わり、抗がん剤の服薬治療もしているのだけど……。

アラヤちゃんは自力で立つことが出来なくなり、トイレに行くのにも介助して車椅子に乗り、介助して車椅子から便座に移動する必要ができてしまった。
これは脳腫瘍の影響で、右足がほぼ動かせなくなってしまい、またバランス感覚が欠如してしまったためだ。

銀行のキャッシュカードの暗証番号や、インターネットでのネットワーク暗証番号を思い出せなくなってしまった。
腫瘍の脳へのダメージが進んでいってしまっているようだ。

ほぼ一日中寝て過ごしていて、食事も介護用ベッド(介護保険でレンタルできる)の上で介護用ベッド用の食卓テーブルで食べている。
以前はそれでも車椅子に座って食卓まで移動していたが、今は座っているだけでも姿勢を維持できなくなってしまったので、介護用ベッドの上で食事もするようになってしまったのだ。

 

アラヤちゃんのこともあるし、仕事でのストレスもあるしで、心身ともにちょっときつい私だが、それでも調子のいい日にはアラヤちゃんの顔を見に行くと喜んでくれて、「また来てくれる?」とか、「会える時は会おうよ。」などと言ってくれる。

一方で、「今は誰と暮らしているの?」と言って来たり、LINEの着信があったから携帯を見たら「(新しい)彼氏?」などと、ひそやかな嫉妬を見せてくる。
だけど、新しい彼氏がいたとしてその人と一緒に二人で住んでいた家にいられるわけがないことに、想像が及ばないところに脳機能の低下を思い知らされる。

そうかと思えば、「本当はもうあの家(二人で住んでいた家)には住んでないんでしょう?」などと言ってきたりもする。

さりげないものの、普段愛情表現などはほとんどしてくれないアラヤちゃんなので、
「ああ、愛されているんだなぁ。」
とささやかに実感する瞬間でもあった。

そんなこんなな日々を過ごしている、アラヤちゃんと私。

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