うちの彼氏は脳腫瘍・リアルタイム編1

脳腫瘍奮闘記
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最近ブログの更新がまちまちだったり間隔が空いたりしていた私。
理由は2つある。

①飼い猫がガンと判明しメンタル的に弱っていたから。
そして、その後その子は亡くなってしまった。

②アラヤちゃんの病状が一気に悪くなり、一緒に生活することが出来なくなったから。

アラヤちゃんは8月の中頃から調子を一気に崩し、目の機能が落ちたり、平衡感覚が取れなくなったりしてしまい、家の中でよく転ぶようになってしまった。
一度緊急で主治医に診て貰ったら、MRI画像を見ると小脳に腫瘍の影のようなものが見えるので、おそらく脳腫瘍が小脳を侵し始めているのだろう、という診断だった。
そしてその小脳は、場所的に手術をすることができないので、打つ手がないと言われた。
唯一できることとしては、放射線を照射して小脳に入り込んできた腫瘍をやっつけること。

ただ。

実はアラヤちゃんはすでに一度放射線を受けているので、これ以上放射線を照射するのは脳へのダメージが大きすぎてしまう可能性が高いのだと言われた。
※脳への放射線照射は生涯に1度しかできないのだそうだ。なぜなら、放射線が脳の組織をダメにしてしまうから、何度も放射線を照射できないと説明された。

希望があるとすると、1回目の放射線では小脳部分は照射していないので、放射線の専門家である放射線科医がOKと判断すればできなくもないらしい。
だけど、放射線科医がOKを出してもやはり脳へのダメージの副作用リスクはあり、下手をすると今以上に脳機能が低下するリスクがあるそうだ。
とりあえず、放射線科医の診察予約をしてあるので、その診察で何と言われるかを待つしかない、というのが今の現状。

一緒に生活出来なくなったアラヤちゃんはどこにいる?というと、それはご両親の住む実家。
主治医から「昼間誰もいない状況での生活はもう無理。」と言われてしまったため、日中は大体ご両親のどちらかがいる実家に引き取られたアラヤちゃん。
立ち上がったり、座ったりしているだけでもバランスを取るのが難しいらしく、日がな一日ずっとベッドで寝ているらしい。

主治医からは年内に車椅子生活になることも覚悟しておいて欲しい、と言われてしまった。

怒涛の勢いで調子を悪くするアラヤちゃんを前に、私はと言うとただおろおろするだけだった。
アラヤちゃんのいない二人で住んでいた家で暮らすのは、想像以上に寂しいものがあった。
仕事から帰ってきてもアラヤちゃんはいない。
明かりの消えた家に独り帰っても、迎えてくれるアラヤちゃんはいない。

仕方がないことだと理解しているけれど、「もう二人でこの家で生活することはないんだなぁ。」という寂しい気持ちは、それこそ腫瘍のように私の心の中にしみ込んで侵していく。

食事をしても一人。
猫が可愛いしぐさをしても、それを共有してくれる人がいない。
「いってきます。」と仕事に行く時に言っていた相手がいない。

慣れないといけないとは分かっているけれど、20年近く付き合ってきた人がいなくなるのは堪える。
そんな日々をいま、一人噛み締め、乗り越えようとしているところなのだった。

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